注目企業を訪ねました
注目企業を訪ねました01/人事担当のホンネ
人事担当者の本音メッセージ井上隆志さん人事部 マネージャー Q1.採用に当たっては障がい者枠を設けていらっしゃいますか? 当社では新卒の採用はエンジニアのみですが、障がい者に関しては、とくに枠を設けておらず、応募者の中に良い方がいらっしゃれば採用を検討する形です。 2024年1月時点で当社では25名の障がい者が働いています。このうち管理部門では、身体8名、精神3名、知的1名となっています。一方でエンジニア部門は、身体が10名、精神が3名です。 Q2.障がい者の方に対してどのような支援を行っていますか? 当社が入居しているビルは、バリアフリー構造になっていますので、障がい者の方でも移動のしやすい環境が整っています。 また、社内のレイアウトに関しても段差をつくらないようにして、部屋の出入りの際にIDカードをかざす機器も車いすの社員でもタッチがしやすい高さに設置するなどの工夫をしています。 部屋の出入りの際に、車いすの社員でもタッチがしやすい高さに設置されたIDカードをかざす機器 Q3.障がい者が配属される部署のメンバーの方の反応はどうですか? 障がい者の方を採用する際には、配属予定の部署の上長も面接に参加しています。 関係者をすべて巻き込んで、どんなサポートが必要か、活躍してもらうことはできるかなどを検討しています。1人の社員を採用することは、その人の人生の一部を背負うことになります。 せっかく入社しても、その人が輝くことができなければ、お互いが幸せではありません。入口のところで、どう活躍してもらうかを考え、その人が「クレスコを選んで良かったな」と思ってもらえるように考えています。 また、入社してからも、障がい者の方のサポートが1人の社員に集中してしまうと、業務に支障が出てしまう可能性がありますし、サポートする本人も悩んでしまうこともあります。多くの社員が積極的にサポートできるように、1人に偏らないサポート体制を組んだり、障がい者のサポートを業績評価の項目に入れている部署もあります。 Q4.求職者にメッセージをお願いします 当社は社員が自己成長をすることが会社の成長につながると考えています。仲間と一緒に成長していきたい、同じ目標を持って事業を拡大していきたいと考える人には、会社としてもできる限りのサポートをしています。 それは一般社員も障がい者社員も変わりません。一緒に夢をかなえたいと考える方にぜひ応募して欲しいです。特別扱いではなく、一般の社員と同じ場所で同じように活躍したいと考えている方には、働きやすい職場だと思います。
注目企業を訪ねました01/人事担当のホンネ
人事担当者の本音メッセージ井上隆志さん人事部 マネージャー Q1.採用に当たっては障がい者枠を設けていらっしゃいますか? 当社では新卒の採用はエンジニアのみですが、障がい者に関しては、とくに枠を設けておらず、応募者の中に良い方がいらっしゃれば採用を検討する形です。 2024年1月時点で当社では25名の障がい者が働いています。このうち管理部門では、身体8名、精神3名、知的1名となっています。一方でエンジニア部門は、身体が10名、精神が3名です。 Q2.障がい者の方に対してどのような支援を行っていますか? 当社が入居しているビルは、バリアフリー構造になっていますので、障がい者の方でも移動のしやすい環境が整っています。 また、社内のレイアウトに関しても段差をつくらないようにして、部屋の出入りの際にIDカードをかざす機器も車いすの社員でもタッチがしやすい高さに設置するなどの工夫をしています。 部屋の出入りの際に、車いすの社員でもタッチがしやすい高さに設置されたIDカードをかざす機器 Q3.障がい者が配属される部署のメンバーの方の反応はどうですか? 障がい者の方を採用する際には、配属予定の部署の上長も面接に参加しています。 関係者をすべて巻き込んで、どんなサポートが必要か、活躍してもらうことはできるかなどを検討しています。1人の社員を採用することは、その人の人生の一部を背負うことになります。 せっかく入社しても、その人が輝くことができなければ、お互いが幸せではありません。入口のところで、どう活躍してもらうかを考え、その人が「クレスコを選んで良かったな」と思ってもらえるように考えています。 また、入社してからも、障がい者の方のサポートが1人の社員に集中してしまうと、業務に支障が出てしまう可能性がありますし、サポートする本人も悩んでしまうこともあります。多くの社員が積極的にサポートできるように、1人に偏らないサポート体制を組んだり、障がい者のサポートを業績評価の項目に入れている部署もあります。 Q4.求職者にメッセージをお願いします 当社は社員が自己成長をすることが会社の成長につながると考えています。仲間と一緒に成長していきたい、同じ目標を持って事業を拡大していきたいと考える人には、会社としてもできる限りのサポートをしています。 それは一般社員も障がい者社員も変わりません。一緒に夢をかなえたいと考える方にぜひ応募して欲しいです。特別扱いではなく、一般の社員と同じ場所で同じように活躍したいと考えている方には、働きやすい職場だと思います。
注目企業を訪ねました01/先輩社員のホンネ
先輩社員の本音メッセージ 長谷川 颯さん(27歳)2019年新卒入社 クレアージュビジネス事業部第2部 視覚障がい Q1.入社を決めたきっかけは? パソコンへの興味は小学生の時から 小学生の頃からパソコンに興味がありました。特にハードウエアよりもソフトウエアが好きだったため「将来はプログラミングに関わる仕事がしたい」と考えていました。 その気持ちはずっと変わらず、大学も情報系の学科に進学したので、就職活動をする頃には「IT系の企業で働きたい」との意思が固まっていました。 しかし、当時は就職難の時期だったため、数十社に応募しましたが、なかなか内定が得られませんでした。 エンジニアを目指していたので応募可能な企業が少ないこともありましたし、書類選考で落ちてしまったり、面接がうまくいかないことも多くありました。 出会いのきっかけはハローワーク クレスコと出会ったのは、ハローワークがきっかけです。就職活動をしていたときにハローワークで障がい者対象の合同企業説明会がありました。そこでクレスコに出会いました。 説明を聞いてみると、私と同じように視覚に障がいを持って働いている先輩がいることが分かり、そこから興味を持ち応募しました。 Q2.現在の仕事とやりがいを教えてください エンジニアとして技術を活かしチャレンジする 当社が取引をしている金融機関のお客さまに対して、サーバやネットワークなどのインフラの設計や構築、保守の仕事をしています。 私自身はパソコンに触れているだけでも楽しいのですが、さらに技術的な部分に携わることができるのは、とてもやりがいがあります。 今は社内か在宅で仕事をすることがほとんどで、お客さま先に訪問することはないのですが、今後はお客さまとの折衝も経験したいと思っています。 視覚障がいがあるので、お客さまのオフィスを訪問するには、移動ルートを事前に学習するなどの準備は大変ですが、チャレンジせずにあきらめるのは私の性格に合いません。ぜひ実現したいと考えています。 いちばん大変なのが移動だが、社内で会議室や執務室を移動する時には同僚がヘルプしてくれる Q3.職場環境はどうですか? 寄り添い向き合ってくれる環境に感謝 入社してから仕事が軌道に乗るまでには、「さまざまな問題を乗り越えていかなければならないだろう」と覚悟していました。 たとえば、目を使わなければ理解できない場面(図版など)では、同僚の方にヘルプを求めることになります。そのときにサポートが得られるか、自分が戦力として役に立つのか、などの心配があったのです。 実際に仕事を始めてみると、人事担当の方や同じプロジェクトの先輩などが念入りに準備をしてくださっており、信じられないほどスムーズに仕事になじむことができました。 また、当時は入社から3年間は指導員とメンターがつき、困ったことがあればいつでも相談できる仕組みがあったのも助かりました。社内手続きや仕事で分からないことがあると、何でも相談しました。 視覚障がいの場合、いちばん大変なのは移動です。社内で会議室や執務室を移動する時には同僚がヘルプしてくれます。業務後の懇親会などの社内イベントがあるときには、ビルの入り口で待ち合わせをして、お店までサポートしてもらうこともあります。 長谷川さんが使用している、点字と音声で情報を出力できる視覚障がい者向けのスクリーンリーダー 設備面では、スクリーンリーダーを導入してくれました。非常に高価な装置ですが、パソコンに接続すると、画面に表示された内容を読み上げてくれたり、点字で表示してくれたりします。...
注目企業を訪ねました01/先輩社員のホンネ
先輩社員の本音メッセージ 長谷川 颯さん(27歳)2019年新卒入社 クレアージュビジネス事業部第2部 視覚障がい Q1.入社を決めたきっかけは? パソコンへの興味は小学生の時から 小学生の頃からパソコンに興味がありました。特にハードウエアよりもソフトウエアが好きだったため「将来はプログラミングに関わる仕事がしたい」と考えていました。 その気持ちはずっと変わらず、大学も情報系の学科に進学したので、就職活動をする頃には「IT系の企業で働きたい」との意思が固まっていました。 しかし、当時は就職難の時期だったため、数十社に応募しましたが、なかなか内定が得られませんでした。 エンジニアを目指していたので応募可能な企業が少ないこともありましたし、書類選考で落ちてしまったり、面接がうまくいかないことも多くありました。 出会いのきっかけはハローワーク クレスコと出会ったのは、ハローワークがきっかけです。就職活動をしていたときにハローワークで障がい者対象の合同企業説明会がありました。そこでクレスコに出会いました。 説明を聞いてみると、私と同じように視覚に障がいを持って働いている先輩がいることが分かり、そこから興味を持ち応募しました。 Q2.現在の仕事とやりがいを教えてください エンジニアとして技術を活かしチャレンジする 当社が取引をしている金融機関のお客さまに対して、サーバやネットワークなどのインフラの設計や構築、保守の仕事をしています。 私自身はパソコンに触れているだけでも楽しいのですが、さらに技術的な部分に携わることができるのは、とてもやりがいがあります。 今は社内か在宅で仕事をすることがほとんどで、お客さま先に訪問することはないのですが、今後はお客さまとの折衝も経験したいと思っています。 視覚障がいがあるので、お客さまのオフィスを訪問するには、移動ルートを事前に学習するなどの準備は大変ですが、チャレンジせずにあきらめるのは私の性格に合いません。ぜひ実現したいと考えています。 いちばん大変なのが移動だが、社内で会議室や執務室を移動する時には同僚がヘルプしてくれる Q3.職場環境はどうですか? 寄り添い向き合ってくれる環境に感謝 入社してから仕事が軌道に乗るまでには、「さまざまな問題を乗り越えていかなければならないだろう」と覚悟していました。 たとえば、目を使わなければ理解できない場面(図版など)では、同僚の方にヘルプを求めることになります。そのときにサポートが得られるか、自分が戦力として役に立つのか、などの心配があったのです。 実際に仕事を始めてみると、人事担当の方や同じプロジェクトの先輩などが念入りに準備をしてくださっており、信じられないほどスムーズに仕事になじむことができました。 また、当時は入社から3年間は指導員とメンターがつき、困ったことがあればいつでも相談できる仕組みがあったのも助かりました。社内手続きや仕事で分からないことがあると、何でも相談しました。 視覚障がいの場合、いちばん大変なのは移動です。社内で会議室や執務室を移動する時には同僚がヘルプしてくれます。業務後の懇親会などの社内イベントがあるときには、ビルの入り口で待ち合わせをして、お店までサポートしてもらうこともあります。 長谷川さんが使用している、点字と音声で情報を出力できる視覚障がい者向けのスクリーンリーダー 設備面では、スクリーンリーダーを導入してくれました。非常に高価な装置ですが、パソコンに接続すると、画面に表示された内容を読み上げてくれたり、点字で表示してくれたりします。...