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障がい者が話す「私の仕事探し」VOL.2
Tさんが転職するときには、インターネットを活用して情報収集をしているという。自宅にいながら、多くの情報を得られるのは大きなメリットがある。ただ、応募しても面談までにこぎつける確率は低い。地方企業であれば面談できるケースも多いが、東京の企業の場合は応募者が多いからか、書類審査の段階で条件を満たさないと、機械的に切り捨てられてしまうケースが多い。
そこで併用しているのはハローワークの求人だ。
「ハローワークであれば、ほとんどのケースで企業との面談ができます」
その分、採用される確率も上がる。
現在は下肢に障がいがあるため、在宅の仕事を希望している。原因は40代の骨折だという。骨折した部分が徐々に悪化し、股関節の骨が変形してしまったという。
「股関節の軟骨が減ってしまって、歩けば歩くほど痛い状態です。歩行が困難になり、障がい者の認定を受けました」
「障がい者のための就職・転職フェア SMILE」の出展企業はいずれも障がい者雇用実績があり、採用に積極的な優良企業だ。 面談ブースでは採用担当者と直接話ができ、フェアに参加してこそ得られる情報に出会える。前回のフェアでは6割の人が3ブース(企業)以上を訪問している。 |
(取材・文/向山勇)