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障がい者が話す「私の仕事探し」VOL.5
Aさんは事務系の仕事を中心に求人を探した。 「しかし、事務系の仕事の多くは経験者が対象で、私のような未経験者は応募ができないケースが大半でした」
Aさんのように、何らかの事情で障がい者となり、以前の仕事に復帰するのが難しいケースも少なくないだろう。しかし、職種の変更を余儀なくされた場合には、就活が難しい面があるようだ。
そんななかでAさんは、就労移行支援事業所を通じて「未経験者可」の求人を紹介してもらうことができた。
同社はBPOサービス(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)やITサポートのほか、障がい者雇用コンサルティングなどを手掛けている。
「この会社では、障がい者採用の会社説明会を定期的に開催していたので参加してみました」
話を聞いてみると、障がい者雇用にも積極的に取り組んでおり、さまざまなサポートがあった。
たとえば、勤務時間は週20時間以上であれば、1日の勤務時間や週の勤務日数は調整できる。本人の希望や一定の勤務実績があれば、正社員への登用の可能性もある。